DX事例

つらい仕事をどう乗り切るか?仕事を辞めたいと思う気持ちは甘えではない

つらい仕事をどう乗り切るか?仕事を辞めたいと思う気持ちは甘えではない

学生から社会人になって仕事を始めると、日々続く仕事の負担に辛いと思う気持ちが生まれることもおかしくはありません。

仕事も最初の内は会社に馴染むことで大変ですし、1年2年と経ってくると任される仕事の量が増えて責任も大きくなるので個人にかかる負担は大変なものとなります。

 

周りが当たり前のように仕事をしていたとしても自分にしかわからない苦労もあります。

仕事がつらいと感じて仕方がない時にはどのように乗り切ればいいのでしょうか。

 

1.仕事をする環境を見直してみる

 

同じ会社に勤め続けていると環境にだんだんと慣れていくものです。

他の職場を知らなければ、自分の職場が異質でもそれに気付くことができません。

そこで、世間一般の常識と照らし合わせて職場が正常であるか確認してみましょう。

 

・罵声やリテラシーのない言葉が使われていないか

〇〇ハラスメントという言葉は広く使われるようになりました。

この数年で急速に広まっていったこの言葉と考え方ですが、全ての会社で気をつけられているかといえば怪しいところです。

ハラスメントが当たり前の時代に働いてきた人はハラスメントをすることに疑問を抱きません。

 

部下を叱責する時に罵声を浴びせることもあるかもしれませんし、暴力を振るうこともあるかもしれません。

こういった環境では委縮し、仕事が辛いと感じるのも当たり前です。

 

好きな仕事でも職場が良くなければつらくなってしまいます。

一度見直すこともいいかもしれません。

 

・極端に労働時間が長くないか

割り当てられた仕事によっては残業をしなければいけないこともあるかもしれません。

繁忙期がある職業であれば、ある程度の残業は許容しなければいけないかもしれません。

 

しかし、毎月何十時間も残業をしなければいけない状況が当たり前になっているのは正常な状態とは言えません。

人員が足りていなかったり、膨大なプロジェクトがあったりしても1人に過大な負荷がかかる状況は会社として良くはありません。

 

そういった時に他の社員がサポートしてくれない体制なのは組織として健全ではありません。

職場に問題点がないか考えるのは悪いことではありません。

 

2.自分の状況を見つめ直す

グラフィックス9.png

仕事がつらいと感じるのは体からのサインである可能性もあります。

ストレスの原因が仕事にあるために無意識に逃れようとしているのかもしれません。

ストレスが溜まっている状況でないかどうか判断するために一度自分の状態を見直しましょう。

 

・しっかり寝られているか

寝つきが悪くなったり、寝ても数時間で目が覚めたりしてしまうようになっていると神経の状態が正常ではないかもしれません。

ストレスが蓄積されていくと徐々に自律神経が狂っていきます。

 

自律神経が調子を崩すとホルモンバランスが乱れて、交感神経と副交感神経の働きがちぐはぐになります。

これによって、寝なければいけないタイミングで眠れずに余計に疲労をためていってしまいます。

 

・家を出る時間が遅くなっていないか

遅刻などしないように家を出る時間は早めに設定しているものだと思います。

だんだんと会社に慣れて時間の感覚を覚えてもギリギリに家を出るのは避けるものでしょう。

 

しかし、だんだんと時間がずれこんで本当にぎりぎりに家を出るようになっていれば注意が必要です。

だらけているから家を出る時間が遅れているのではなく、体が無意識に会社を避けている恐れがあります。

実はこれは鬱病の人に見られる典型的な症状なのです。

 

鬱病は自分では気づきにくい病気です。

精神的なものと思われがちですが、徐々に体にも症状を出していきます。

 

なかなか寝られないうえに、なかなか起きられないという状態は鬱病の進行段階にあります。

これがそのまま続いて改善されないようであれば、悪化して全く動けなくなる恐れもあります。

 

自分の状態を見るために心療内科などを受診することは恥ずかしいことではありません。

積極的に利用しましょう。

 

3.日々の行動を変えてみる

 

仕事が辛いなら転職しましょう、という言葉はとても簡単です。

しかし、したくてもできない環境の人も多くいます。

仕事を変えないでつらい状況を変える方法を考えましょう。

 

コミュニケーション不足が仕事上でのミスを招いている可能性もあります。

上司や部署内の社員との報連相を意識して増やしてみるのはどうでしょうか。

 

細かな出来事でも共有しておけば何かしらのトラブルがあった時に対処がしやすくなります。

細かな報連相を疎ましく思う人もいますが、こちらから小まめに話しかけていれば状況にも慣れてくれます。

業務上必要なことをしているのですから負い目を感じる必要はありません。

 

それでも、体が限界を迎えることはあります。

その時は素直に病院を受診し、診断書を貰って上司に相談しましょう。

 

この時代に、何らかの診断を受けた人間に強引な手を使うことはさすがにないはずです。

仕事をやめずとも業務負荷の低い部署に異動させてもらえないか掛け合ってみましょう。

 

4.まとめ

 

仕事がつらいという気持ちはなかなか表に出しにくいものです。

どうしても甘えではないかと思ってしまうためです。

 

しかし、自分を追い込めば追い込むほど逃げ場はなくなってしまいます。

動けるうちに病院を受診したり働き方を変えてみたりしながら良い方向にもっていきましょう。

RELATED

関連記事

NEWPOST

新着記事

RANKING

月間ランキング

HOTWORD

注目ワード

CONTENTS

コンテンツ一覧

掲載記事から探したいキーワードを入力してください。

HOTWORD

注目ワード