中には通勤だけでも往復3時間もかかるような人もいるようです。
往復3時間の通勤が辛ければ、引っ越しも検討した方がいいでしょう。
しかしそう簡単にすぐ引越せないという人のために、どう通勤中有意義に過ごせばいいかについてみていきます。
通勤3時間は長い?
毎日往復3時間かけて通勤している人は、それが当たり前のことになっているかもしれません。
しかし実際のところどうなのでしょうか?
通勤時間が長いことによって生じる弊害についても併せてみていきます。
通勤往復3時間はかなり長い
結論から言うと、日本で通勤に往復3時間かけているのはかなりの無駄遣いといえます。
アットホームが2014年に通勤時間に関するリリースを発表しました。
それによると首都圏在住で直近5年以内にマイホームを購入した子供のいるサラリーマンの通勤時間の平均は58分でした。
同じく理想の通勤時間についても調査しているのですが、こちらは35分でした。
片道1時間かけて通勤していて、できれば半分くらいに短縮したいというのがサラリーマンの本音であることがわかります。
このデータをベースにすると、往復3時間・片道1時間半はかなり長いことがわかります。
ちなみに厚生労働省の「就労条件総合調査えっかの概要」によると、年間休日の平均はおよそ114日でした。
これを見ると年間250日ほど就業している計算になります。
もし往復3時間通勤にかけているとなると、年間の通勤の総時間は750時間です。
ほぼ1カ月まるまる通勤時間に当てている計算です。
研究で見る長い通勤時間のデメリット
通勤時間に関する研究は、世界中で行われています。
研究結果を見ると、通勤時間が長いのはいろいろなデメリットが生じるようです。
ブラウン大学というところでは、通勤時間と睡眠時間の研究を行いました。
その結果、通勤時間が1分増えると睡眠時間0.2205分・運動時間が0.0257分減少することがわかりました。
これを通勤3時間で計算すると、睡眠時間が1時間ほど削れていることになります。
ウメオ大学というところの研究だと、夫の通勤時間が45分超だとそれ以下の人と比較して離婚率が40%高かったという結果が公表されています。
こちらの研究はスウェーデンの18万人の夫婦を対象にした大規模調査でした。
長時間の通勤で日常生活が崩され、家族中を悪化させる可能性もあります。
このような研究結果を見ると、長時間通勤はいろいろな方面で悪影響を及ぼすことがうかがえます。
通勤時間を無駄にしない有意義な過ごし方
通勤時間が長くて困っているのであれば、引越しをすればいいとなるでしょう。
しかし例えばマイホームを購入してしまっているのであれば、簡単に引越せないでしょう。その場合、今の通勤時間をより有意義に過ごすことで対処するのがおすすめです。
勉強の時間にする
往復3時間通勤にかかるような方の中で多かったのが、読書や勉強に充てるというものです。
読書や資格勉強などに通勤時間を当てれば、結構はかどります。
このように学習のために時間を当てることで、自分をレベルアップすることが可能です。
中にはパソコンを使ってメールチェックしたり、資料作成に充てたりと業務をしている方もいます。
しかしラッシュアワーで座席に座れない、社内がギュウギュウ詰めだとこのような読書や勉強をするのは難しいでしょう。
映画や動画を視聴する
映画や動画鑑賞をして、気分をリフレッシュしているという人もいます。
スマホで映画や動画を見る分であれば、結構な満員電車の中でも鑑賞は可能でしょう。
ストレス解消するのもいいですし、話題の動画作品を視聴するための時間に充てるのもおすすめです。
営業の方なら話題のコンテンツをチェックすることで、クライアントとの話のとっかかりになるでしょう。
副業をする
副業して副収入を稼ぐのもおすすめの方法です。
最近ではスマホで副業できるサービスもあります。アンケートに答えたり、広告バナーをクリックしたりするだけでお小遣い稼ぎできるサイトも少なくありません。
またブログを開設して、アフィリエイトで稼ぐ方法も考えられます。通勤時間を使ってブログ記事を作成して、副収入を得る方法もあります。
まとめ
通勤時間往復3時間は、通勤時間の長い日本人の中でもさらに長いといえます。
かなりの時間の無駄遣いですし、自分の生活にマイナスをもたらすデメリットも研究結果でわかってきています。
しかしマイホームを購入したなどでそう簡単に引越せない人もいるでしょう。
その場合、通勤時間をいかに有効活用できるかを考えてください。
勉強時間に費やすのもいいでしょうし、映画鑑賞など趣味の時間に充てるのもアリです。
ブログ作業で副収入を得る方法もあります。
いろいろと有意義に過ごす方法がありますので、何もしてこなかったのであれば早速ここで紹介したことを実践してみませんか?