スシローといえば安くて美味しいお寿司が食べられるということで、根強い人気がある寿司屋さんです。
1984年に創業されてから、38年間「1皿100円」(税抜)をつらぬいてきたスシロー。
しかし今年の10月から一部メニューを10〜30円値上げするとのことで、ツイッターでは「スシロー」がトレンド入りするほどの騒ぎになっています。
そこでこちらの記事では、スシロー値上げの理由と詳細について詳しく紹介していきます。
■スシロー値上げの詳細とは一体何!?
本来スシローは、1番安いお皿(黄皿)を税抜100円で提供していました。
スシローといえば1皿100円のイメージであり、安くて美味しいお寿司を食べることができるイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
具体的な値上げ価格は店舗によって異なるようですが、10〜30円上がるとされています。
まず前提として、スシロー店舗は
- 「郊外型店舗」
- 「純都市型店舗」
- 「都市型店舗」
の3種類に分かれています。
1番安い価格帯の店舗が「郊外型店舗」であり、こちらの店舗では正式に値上げ価格が決まっています。詳細は下記です。
- 黄皿:110円→120円(税込)プラス10円の値上げ
- 赤皿:165円→180円(税込)プラス15円の値上げ
- 黒皿:330円→360円(税込)プラス30円の値上げ
また、純都市型店舗と都市型店舗の値上げ価格は、現在わかっていません。
価格改定の詳細については改めて、9月の初旬ごろに告知があるようです。
■スシローはどうして値上げされたのか?理由を調査
100円寿司が愛されていたスシローですが、どうしてこのタイミングで値上げをしたのでしょうか。
運営会社からのお知らせによると、水産資源の減少と円安の影響で、食材を調達するためのコストがかかるようになったからとのこと。
また、物流や人件費なども高騰し、厳しい現状のようです。
ツイッターではトレンド入りするほどの大騒ぎになり、
「スシローの値上げは痛手」
という人もいれば、
「むしろ、よく38年も100円を貫いてきたなあ」
と感心している人もいました。
原料の高騰となると仕方がないような気もしますし、これからも美味しい寿司を安定して供給するためであれば値上げも致し方ないものと言えるのではないでしょうか。
■スシロー全店舗休業中!「働きやすい環境づくり」の取り組みにより
今話題のスシローは、実は5月10日・11日の2日間、全店舗の休業をおこなっています。
出典:公式サイトお知らせ
お知らせをチェックすると、なかには3日間休業している店舗もあるようです。
スシローの全店舗休業は、社員や従業員の声を反映し「働きやすい環境づくり」の取り組みにより行われたものでした。実は今回の一斉休業は4回目です。
初めてスシローが一斉に休業したのは、2019年2月のことでした。
当時のほぼ全店である500店舗で初めて実施され、その後も2020年2月、2021年5月と実施。今年で4年目になります。
■スシローだけじゃない!?今年値上げされたフード店とは
実は値上げを発表しているのは、スシローだけではありません。
ここからは今年に値上げを発表したフード店の一部を紹介いたします。
・マクドナルド
ファストフード店の代表といっても過言ではないマクドナルド。「ハンバーガーといえばマクドナルド」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そんなマクドナルドも、今年3月に値上げをおこなっています。
ハンバーガーが110円から130円に、チーズバーガーが140円から160円に。
チキンマックナゲットなどのサイドメニューも580円から590円と、10円単位での値上げを行いました。
・ケンタッキー
こちらもホットなニュースですが、ケンタッキーも今年の6月より順次値上げを行うと発表がありました。
値上げの金額は10〜300円と幅があり、チキンフィレサンドセットが700円から740円、オリジナルチキン4ピースパックが1290円から1390円と値上がり予定です。
値段が上がる理由としては、食用油や小麦粉など、原材料の高騰、物流費の高騰などが挙げられます。
・スターバックス
スターバックスもまた、今年の4月に値上げを行いました。
定番ドリンクを10〜55円、定番のコーヒー豆を90〜300円値上げしています。
しかしスタバは値上げと同時に値下げも行っており、ソイラテやオーツミルクラテ、アーモンドミルクラテに関してはショートを12円値引きしています。
こちらの値上げの理由としては、同じく原材料の高騰、物流の高騰が挙げられています。
■最後に
以上、スシローの値上げについて紹介いたしました。
1皿100円のイメージがあっただけに、値上げと聞くとショックに思ってしまいますが、これからも美味しいお寿司を安定して提供するためとあれば仕方のないようにも思います。
またスシロー以外にも、さまざまなフード店が値上げをおこなっていることから、物流のコストが負担になっていることも伺えるでしょう。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。