お客様から「御影石の床を数年前に業者にメンテナンスしてもらったが、修正が可能か」とのご相談をいただきました(下の写真をご覧ください)。
こちらは埼玉県のマンションのエントランス床です。広さは約3㎡程度。
まずは、現地調査を行い、施主様に状況を伺いました。数年前にエントランスの清掃を業者にお願いし、最近になって表面が白っぽくなってきたとのこと。
私も初見では何の素材なのかも判断ができませんでしたが、近くで見て御影石と分かりました。
コーティングを塗布したと言われた記憶は無いとのことでしたが、確実にワックスもしくは樹脂系のコーティング剤が塗られており、時間の経過で白濁してきたものだと判断できました。
「ワックスを石材に塗っている」や「石材用ワックスを塗っても良いか」というご質問や状況をお伺いすることが時々ありますが、石材にとって良いことは一つもありません。
著者
新井田康介(にいだこうすけ)
株式会社タックアンドカンパニー代表
株式会社タックアンドカンパニーは、国内初の石材メンテナンス会社として1985年に創業。
数多くの建材に使われる素材の中で、最もメンテナンスが難しいとされる石材をいかにシンプルに綺麗に維持できるかを追い求め、最適なメンテナンス商品を開発しました。
特に研磨に関しては、今まで不可能とされてきた黒御影石とセラミックタイルの完全修復を可能とした「マイクロポリッシュ」を開発。大理石フロアーの 再研磨だけでも10万㎡以上の実績があります。
株式会社タックアンドカンパニー HP
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