2021年12月27日 に発表されたEmergen Research(カナダのリサーチ会社)の調査によると、世界のスマートビルディングの市場規模は、2028年に1417.1億米ドルに達すると予測されています。
新型コロナウィルスの発生は、世界中に悪影響を及ぼし、ビルの使用は制限や封鎖を余儀なくされました。しかし、2022年に入り、徐々に緩和され、オフィスビルや商業ビルが再開しています。
企業は今、改めてより効率的で安全な職場を模索するようになってきています。ここでは、スマートビルディングの概要と、今後の展望についてお話しします。
スマートビルディングとは何か
エアコンや冷蔵庫などの各種家電や、自動車や工場の設備など、さまざまなモノがネットワークにつながる(以下IoT)技術が導入される社会になりました。このIoT技術はビルにも活用されており、「スマートビルディング」と呼ばれています。