ビルの清掃を専門業者に任せたいと思っていませんか?
そしていざネットなどで業者を調べようと思ったら、たくさん会社があるので選び方がわからないという話もよく聞きます。
そこでここでは失敗しないために押さえておきたい清掃会社の選び方のポイントについてまとめました。
1.料金システムをチェックする
清掃会社に外注する場合、やはり何といっても気になるのが料金でしょう。
価格の安いところだけで比較すると失敗しやすいので、以下で紹介するポイントをしっかり押さえましょう。
・ホームページに料金が記載されているか?
料金は掃除をする場所や面積など建物によってそれぞれ異なるので、オーダーメイド形式で個別に金額をあらかじめ設定します。
しかしホームページに目安になる金額が掲載されているところは、明朗会計で安心して任せられる業者といえます。
サイトに記載されている金額で依頼できるとは限りませんが、だいたいどのくらい費用が掛かるかの参考になるでしょう。
・見積書は明確か?
オーダーメイド方式で依頼する形になるので、契約する前に見積もりをとってどの程度かかるか確認する必要があります。
見積書に目を通すときに、どうしても総額いくらになるかが気になるでしょう。
しかし総額だけでなく、内訳についてもしっかり確認しましょう。
中にはあまり詳しく書かれていない、ざっくりとした見積書を出してくる業者もあります。
「○○一式」のようなあいまいな表現で内訳が記載されているようなものです。
このような明確ではない業者にお願いすると、きちんとした作業をやってもらえないかもしれません。
また契約した後で「追加料金が発生した」などといって、金額を吊り上げてくる場合もあります。
内訳を細かく、わかりやすく記載してくれるような業者の方が誠意もありますし、安心して任せられるでしょう。
2.在籍しているスタッフをチェックする
業務用の機器もあるものの、最終的に清掃作業をするのは人間です。
そこでどのような人が作業を担当するのかで清掃業者を選ぶのも重要なポイントです。
どの部分をチェックすればいいか、主要なものについて紹介します。
・正社員のスタッフ
清掃担当者が正社員である場合、それなりにキャリアを積んだ専門家が作業を担当する形になります。
となると、仕上がりも一定のクォリティが期待できます。一方清掃会社の中にはパートやアルバイトがメインというところもあります。
パートやアルバイトの場合、それほど長い期間作業を担当していない可能性があります。
未経験者でいきなり仕事をするというケースも考えられるので、注意した方がいいです。
ただしパートの中にはキャリア十分のベテランだけれども、本人の事情で社員になっていないケースもあります。
パートやアルバイトだからと言って全員のスキルが低いというわけではありませんが、一つの基準として考えましょう。
・人材教育の状況
優良な清掃会社の場合、人材教育に力を入れている傾向が見られます。
清掃の品質にこだわりを持っているので、現場で作業するスタッフも一定のスキルを要求するからです。
このような研修に力を入れている清掃会社の場合、ホームページにそのことを記載しているはずです。
清掃面だけでなく、接客などのビジネスマナーの研修を行っているところもあります。
このような清掃会社の場合、マナーが身についているので快く作業をお願いできるでしょう。
スタッフのスキルアップを積極的に行っているかどうかで候補を絞り込みましょう。
・資格者が在籍しているか?
清掃業界にはいくつか資格があります。
その資格を持っているスタッフの在籍している清掃会社であれば、一定レベルの作業が期待できます。
あまり世間一般には広く知られていないかもしれませんが、清掃関係の資格の中には国家資格もいくつかあります。
5年以上の実務経験がないと取得できないビルクリーニング技能士1級や
2年以上の実務経験が求められるオフィスビルなどの大勢の人が利用する建物の管理をする建築物環境衛生管理技術者
先ほど紹介したいずれかの資格を取得している人が受験できる清掃作業の監督をするのに必須の清掃作業監督者、この3つの資格を持っている人が在籍しているか確認しましょう。
これらの資格を持っているスタッフが担当すれば、清掃に関する正しい知識と十分な実務経験を持っているので、安心して依頼できるはずです。
3.まとめ
清掃業者を選ぶにあたって、重要なのは適切な価格で確かな腕を持ったスタッフが作業しているかどうかです。
実際に依頼する前に各業者の実力は、ある程度推し量ることが可能です。
業者のホームページを見て、複数の業者に見積もりを出してもらってその内容に納得できるところに依頼すればまず間違いはないでしょう。
清掃業者と契約すれば、長いお付き合いになることが多いです。信頼関係を構築できるような清掃会社を慎重に見極めましょう。