世界をリードするビジネスモデルとなったAmazonなどの大手通販サイトや、ネットフリックスなどといった各種サブスクリプションサービスは最先端ながらも生活に欠かせないものとなりました。

これらのビジネスモデルの多くは少しずつブラッシュアップされながら今の形に落ち着きましたが、最初は小規模なものとして市場へ進出しました。

 

ビジネスの基本を示す言葉に「スキマを埋める」というものがあります。

すでに充足しているもので勝負するのではなく、需要はあるものの適したサービスが無い物を探したいです。

 

しかし、それも簡単なことではありません。新しいビジネスを開拓していく秘訣とはなんでしょうか。

 

1.GAFAの歴史はどのように始まったのか

 

GAFAはGoogle,Amazon,Faxebook（現メタ）,appleの4社を表す言葉として広く浸透しました。

この4社は世界をリードする企業であり、あらゆるビジネスモデルの根幹になっています。

 

プラットフォーマーと呼ばれる通り、あらゆる企業の基盤になっているので何かを始めるためにはGAFAの何かしらのサービスを利用することになります。

これらGAFAにも起業したての頃の歴史があります。

 

Googleは1998年に法人格を所有します。最初はweb検索エンジンの最良化を目的とした実験的な事業でした。

2人の若者が友人のガレージを借りて起こした会社だったのです。

 

投資を受けながらインターネット広告の最適化を進めていきました。

結果、Googleはインターネット広告による収益を伸ばし続けて今の姿があります。

 

Appleは有名なスティーヴジョブスが友人3人と作り上げたコンピューター基盤に商業的な価値を見出したことが始まりでした。

コンピューター基盤と数人の仲間から始まった事業は今や機器のみならず、サブスクなどのインターネットサービスのプラットフォーマーへとなりました。

 

Amazonも創業時は自宅ガレージからスタートしています。

インターネット通販というビジネスモデルにAmazonというブランド構築を掛け合わせ、今のビジネスモデルを築き上げました。

 

どれも最初はごく小規模な所からスタートしているのです。

創業者たちが見出した可能性を基に市場への参入を果たしてきました。

 

2.今の時代の新しいビジネスとは

 

最近の世界を大きく揺るがしたのはコロナ禍でした。

あらゆる社会的な行動が制限され、既存のビジネスが次々と倒れていきました。

 

特にダメージを受けたのが飲食業や観光業などでした。

ただ、老舗旅館や有名料理店が店を閉める中で、そこに商機を見出した事業者もありました。

 

・フードデリバリー事業

コロナ禍以前から食品を自宅まで届けるといったサービスはありましたが、より進化した形になった事業がいくつか生まれました。

有名なものだとNosh（ナッシュ）があります。

 

ナッシュは携帯アプリから自分が食べたいものを注文します。

これが冷凍された状態で自宅まで届けられるのです。

調理された状態のものが届けられるので、あとはレンジで温めれば食べられます。

 

これが革新的であった点はなんと言っても手軽さにありました。

携帯での注文で自宅まで届くことから人との接触もなく、届いたらいつでも食べられる状態にあるという利便性の高さが人気を博しました。

 

栄養バランスなども考えられたうえでメニューが作られているので、コンビニ弁当などを買ってくることに比べてヘルシー志向の現代に合っています。

 

手軽さで言えば出前館などもコロナ禍で売り上げを伸ばしたサービスでした。接触を避けて便利に利用したいユーザー心理を巧みに利用しています。

 

・リモート事業

多くの企業がテレワークを導入し、人との距離が見直された時代において接客業でも改革が求められました。

以前のように対面でのサービスが難しい場合においては工夫が求められ、その中にビジネスを見つけた人たちがいました。

 

各種リモートサービス事業者がそれにあたります。

これまでリモートと無縁であった業界とリモート技術を結び合わせていきました。

 

具体的なものを挙げれば不動産会社のVR活用が挙げられます。

物件契約に関して、従来ですと対面で物件情報を聞いて現地に赴いて内見をすることが当たり前でした。

 

しかし、接触を避けたいという気持ちから内見などを嫌がり、引っ越しなどを延期する人も出てきました。

そこで不動産会社はオンライン面談とVR機器を使た「VR内見」で内見を済ませてしまうといったサービスを行いました。

これは好評を博したようです。

 

3.新しいビジネスを始めるための心構え

 

今でも次々と新しいビジネスは生まれています。

昨今ではNFT市場を中心としたweb3.0界隈が賑わっており、関連したサービス事業が次々と誕生しています。

 

こういった最先端のものについ目がいきますが、どこまでいっても基本は「隠れたニーズを掴む」ことです。

普段生活をしていて自分が不便に感じたことや不満に思ったことがあればメモをしてみて、他の人の考え方を調べてみるようにしましょう。

 

多くの人が持つ不満を解決するサービスが無ければそこはブルーオーシャンの可能性があります。

大事な気持ちは不満に敏感になることです。

 

4.まとめ

ビジネスを新しく始めることは大層なことと思われるかもしれません。

しかし、実際には書類を揃えて開業届を出せば事業はスタートします。

 

自分が生み出したアイディアを形にするのも自分次第です。

抱えている何かがあれば是非、挑戦してみましょう。