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マンション管理士と宅建どっちが難しい?

ビルポ事務局

マンション管理士宅地建物取引士の資格取得難易度はどちらの方が難しいのか?という疑問を持たれる方もいるかと思います。

結論からお伝えしますと、マンション管理士の方が難しいです。

そして宅地建物取引士の資格を取得する方が比較的難易度が低いという認識をもっていた方が学習の計画は立てやすいと思われます。

今回の記事では、同じ不動産関連の資格であり試験範囲も被る部分が多い2つの国家資格の取得難易度と違いについて詳しくまとめました。

マンション管理士とは?

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マンション管理士とは何を学んで、どのような仕事をするのかについてご紹介します。

マンション管理士が学ぶことは主に【区分所有法】を始めとしたマンション内での管理組合や居住者とのトラブルをおさめるための法律や建物内の設備について学びます。

その仕事内容は住民同士のトラブルを民法やマンションに特化した法律である区分所有法と照らし合わせておさめる問題解決や、共用部の使い方や修繕積立金の使い道や管理組合のコンサルティングなどです。

マンション管理士の免許の特徴

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マンション管理士という免許の最大の特徴は【名称独占資格】という点です。

この名称独占資格とは国家資格の中でも資格を持っている人だけが名乗ることが出来る資格になります。

今回の記事で比較している宅地建物取引士は設置義務資格という法律で設置が義務付けられている資格と根本的な異議が異なるのです。

実はマンションの管理業務すなわち、マンションの住民トラブルや区分所有法などの知識で仕事をするだけなら【マンション管理士】という資格は特に必要ではありません。

ただ、職務をするうえで自分を【マンション管理士】と名乗りたければ資格を取る必要があり、類似した名称を名乗ったり、マンション管理士の試験に合格しても登録をせずに自分をマンション管理士と名乗ると法律で罰せられます。

なのでいくらマンション管理士と同等かそれ以上の知識やキャリアを持っていても、免許を持っていない時は【マンション管理士】は名乗れないとおぼえておいてください。

マンション管理士は役に立たない?

マンション管理士と検索すると、グーグルでは【マンション管理士役に立たない】などと検索候補に出てきます。(2022年4月19日現在)

この検索候補からマンション管理士に頑張って勉強したのに仕事を見つけられないという現実にぶつかった人や、試験に何度も落ちたことのある人が多いことが想像できます。

実際、仕事をするだけであれば資格は必要ありませんし、自らを【マンション管理士】と名乗りたいがために取得する名称独占資格の特徴が色濃く出た悩みなのかもしれません。

医者や弁護士に一級建築士などは【業務独占資格】なので、その資格が無ければ行えない仕事のため価値は高いのですが、マンション管理士を始めとした栄養士・保育士・作業療養しなどは専門性が高そうですが、だれでも行って良いため資格の価値は低く見積もられがちです。

宅建とは?

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宅建こと宅地建物取引士になるには何を学ぶのかと言うと、宅建業法をメインに民法や不動産登記法など幅広く勉強することになります。

宅地建物取引士の資格の大きな特徴は、【宅建業法の規定により、事務所ごとに従業員5人に1人以上の割合で宅地建物取引士が必要】という部分です。

これはマンション管理士の名称独占資格と異なり、設置義務資格のため不動産を専業とする会社では従業員が5人ごとに1人は必ず必要になります。

そのため資格を持っているだけでも会社から手当がもらえるケースが多く、実用度はすごく高い資格です。

ちなみに設置義務資格としてマンション管理士と試験範囲がほぼ同じである管理業務主任者をはじめ、危険物取扱者や電気主任技術者など様々な職種で必要とされています。

マンション管理士と宅建どっちが難しい?

マンション管理士と宅地建物取引士の試験の難易度は冒頭でもお伝えしたとおり、マンション管理士の試験の方が難易度は高いです。

どのような違いがあるのか過去7年のマンション管理士試験と宅地建物取引士試験の合格率も添えてお伝えします。

マンション管理士と宅地建物取引士の合格率

過去7年間のマンション管理士試験と宅地建物取引士試験の合格率が下記の表です。

【マンション管理士】

宅建士(宅地建物取引士)

平成27年度:8.2%

平成27年度:15.4%

平成28年度:8.0%

平成28年度:15.4%

平成29年度:9.0%

平成29年度:15.6%

平成30年度:7.9%

平成30年度:15.6%

令和元年度:8.2%

令和元年度:17.0%

令和2年度:8.0%

令和元年度:13.1%

令和3年度:9.9%

令和元年度:17.9%

マンション管理士と宅地建物取引士の合格率を過去7年で比較してみると、マンション管理士は昨年過去最高の合格率になりましたが、それでもまだまだ10%を超えた年はありません。

それに比べると宅地建物取引士の合格率は15%を超えることが当たり前であり、受験生のレベルが高い年などは20%近い合格者が出るので単純な合格率だけを見てもマンション管理士試験の方が宅地建物取引士試験よりも合格することが難しいと言えます。

マンション管理士と宅地建物取引士の合格までの勉強時間の目安

試験の難易度は決して合格率が全てではありません。

もっと具体的な難易度を知るためにに合格までの学習時間の目安もご紹介します。

マンション管理士試験に合格するまでに必要とされる勉強時間の目安は400時間~600時間ほど必要です。

そして宅地建物取引士試験は合格するまえに必要な学習時間は200時間~400時間と、多くの参考サイトでは紹介されています。

ちなみに学習時間の目安に200時間くらい差があるのは、不動産に関する仕事をしている人は初学者に比べると最初から専門用語の理解や試験問題の意図を汲み取る下地が出来上がっているため宅地建物取引士の試験勉強は一般的に200時間ほどで合格できると言われているようです。

逆に不動産の仕事とは一切縁がなく、学習における下地がまったくない人であれば宅地建物取引士に合格するまでに500時間以上かかるとも言われています。

なので資格試験におけるどれだけ勉強すれば合格できるか?という部分は個人差があり、不動産関連での仕事などの下地がある人の方がだいぶ効率良く合格出来るでしょう。

まとめ

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マンション管理士と宅地建物取引士の取得難易度は明らかに前者のマンション管理士の方が高いですが、実務的に役に立つのは後者の宅地建物取引士の資格と考えられます。

その理由として学習コストが高いマンション管理士は【名称独占資格】なので自らのブランディングとしては有用ですが、実務的ではありません。

【設置義務資格】である

宅地建物取引士の資格は不動産会社にとっては必要不可欠な資格ですし、宅建業法畳5人に1人は雇用しなくては違法になるため会社としても宅地建物取引士の資格保有者を重宝して手当が付くのは当たり前です。

資格試験は難易度では測れないこともあるということが、今回ご紹介させていただいたマンション管理士と宅地建物取引士との比較で知ることが出来るように思えます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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