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第5回 課長になって損をした!?

経営者/管理職に求められるビジネスマナーと心のあり方

誰に対しても裏表なく接することができ、顧客からも高い評価を得てきました。現場は自分よりも年上のスタッフばかり。なぜかうまく指示ができません。「最年少の管理職」と言われると気が重く、断ればよかったと後悔し始めています。

ご相談者:Eさん(31) この春、社内最年少で課長に昇格

昇格は世間的にはおめでたいことですが、なんだか貧乏くじを引いてしまったかのように落ち込んでいる様子です。本来の生き生きとしたEさんを取り戻して、自信を持って仕事ができることを目指し、2つのことをアドバイスします。

●まずは、他者からかけられる言葉は「スルー」しましょう。

「最年少」「史上初」「画期的」などの言葉自体のプレッシャーに負けてしまっています。自分で自分の緊張度合いを高めてしまい、本来の力が発揮できない状態です。スルーが差し障るときは軽く受け流してください。「恐れ入ります」「たまたまタイミングが合って」「もっと早くても良かったですね」など、さらりと聞き流して心の負担にしないようにします。

●二つめは、「課長」や管理職のとらえかたを整理しましょう。

役職は機能です。役割として与えられたものですから、気負いすぎないことも大切です。役割から生まれるパワーも存在します。裏を返せばEさん個人の能力だけでもない、と言うことです。組織の中で与えられた役割をいかにうまく務めるか、役割を理解して働くことが求められます。

一方で、役割が、「立場(たちば)」が人を育てることも期待できます。立場が変わると見える景色が変わり今まで見えなかったもの、気がつかなかったことが見えたりわかったりして、自己研鑽や自己成長につながるのです。他人から言われてやるよりも自分で気がついてやる時の方が往々にしてうまくいきます。そしてそれは強い。気づきは「傷つき」だと言われます。痛いと思うと忘れない、心も体もです。

年上の部下との接し方に悩む人は多いです。結論を言えば、フラットに接すること、に尽きると思います。部下は自分の使用人で自分よりも劣っている者、ではありません。逆に年上だからと気を遣いすぎて指示すること自体を悪いと感じて気が引ける。どちらも機能不全です。肩に入った力をふっと抜いて、ニコッと笑ってみてください。リセットしてリスタートです。

著者

川崎美紀(かわさきみき)
研修講師 オフィス リバー
 
国際線CAとして活躍後JALアカデミーのインストラクターに転職。同時に個人事務所を立ち上げ、全国各地でマナー研修や講演を行う。2012年独立。CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)、キャリアコンサルタント資格を取得し、キャリアカウンセリングにも従事している。著書に『川崎美紀のSMILE通信 きょうもおもてなし日和』(クリーンシステム科学研究所 発行)がある
 
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