今回は、ビルメンテナンス業の現場の作業員の時給を適正化することについて紹介いたします。
意外と知られていない時給の適正方の割り出し方ですが、求人を行う上で非常に重要になってきます。
ただ、エリアの平均時給が〇〇円だから応募のための時給を〇〇円に設定している、と言うのが多いのですが、実際にビルメンテナンス会社様が請け負った仕事の金額を考える必要があります。
特に、ビルメンテナンスの業務は人の手で行うことがほとんどのため、人材を確保することは必須です。
しかし、その反面、人は集まったけど蓋を開けたら利益がほとんどない。。。。
というケースも少なく有りません。
そのため、今回は適正な時給を割り出すことについてお伝えしていきます。
応募単価と時給の関係性
応募単価とは、1人の応募者を集めるために必要となったコスト(費用)のことです。
わかりやすくお伝えすると
求人広告掲載費用
100,000円
応募者2名の場合
100,000÷2=50,000円
求人広告費用
100,000円
応募者20名の場合
100,000÷20=5,000円
このように、応募者が多ければ多いほど、応募単価は下がります。
ただ、応募単価を下げる=応募者を増やす=時給を上げる
この考え方だと、後々高い人件費に頭を抱えて、経営を逼迫することになります。
では、人も集めることができて尚且つ人件費も適正化をするにはどうすればいいのでしょうか?
適正な時給の割り出し方
適正な時給というのは、エリアの平均時給、最低時給といったものではありません。
ビルメンテナンス会社が管理する物件によって適正な時給は変わってきます。
適正な時給を割り出すために必要な情報とは?
適正な時給を割り出すために必要な情報として
・物件の作業は何分で終わるのか?
・平米あたりの作業時間/分
・カーペット、床材の違い
・カーペット、床材の違いによる作業時間や作業内容
この辺りの情報がなければ、適正な時給を割り出すことはできません。
この情報から適正な時給を割り出します。
適正時給がエリアの最低時給や平均時給を下回った場合
この計算の後に、もしかしたら最低時給や平均時給を下回っていることがあります。
また、既に雇用しているスタッフの時給がこの適正時給を大幅に上回っていることも少なく有りません。
エリアの最低時給や平均時給を下回っていた時の対処方法
まず、請負金額の見直しが必要ということはいうまでもありません。
ただ、請負金額を変えることがそう簡単に行うことができないのも事実です。
そこで、次に改善する必要があるのが、作業効率を上げることになります。
例えば、
A現場:清掃現場で6時間/1日、週6回必要な現場があるとします。
そこの時給は1300円です。
この場合
6 ×1300×6回/週×4週間=187,200円が一ヶ月の費用になります。
仮に作業効率化を行い
6時間/1日→5時間/1日にできるようになったとします。
さらに時給を
1300円→1400円
にした場合のコストは
5 ×1400×6回/週×4週間=168,200円が一ヶ月の費用になります。
時給が上がったことで人は集まりやすくなり、尚且つ人件費も下がります。
このように一つ一つの現場を見直し、収支改善と人材不足の解消の両方を行うことができます。
ただ、現場によっては仕様発注の問題もある場合もあります。
そういった場合は、一度私たちビルポに相談いただきたいです。
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