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(日本の今後)原子力発電はCO2を出さないのか?日本と世界の割合

(日本の今後)原子力発電はCO2を出さないのか?日本と世界の割合

今回は、原子力発電について紹介します。

恐らく日本の人からすると原子力発電=危険をいう意識の方がほとんどではないでしょうか?

 

しかし、日本は資源国ではないため、自国で『石炭』『石油』『天然ガス』を採掘して全てを賄うことが難しい国です。

 

現在、電気代が高騰していることもあり、今後日本はどのようなエネルギー政策をしていけばいいのかについてお伝えします。

 

そもそも原子力発電とは?

 

原子力発電は、原子核反応を利用して発電する方法です。

 

原子核反応によって生じた熱エネルギーを使って発電タービンを回転させ、電力を生成します。

 

原子力発電のメリットは高効率であるところです。

しかし、ご存じのとおり、放射性廃棄物の問題や原子力事故のリスクもあります。

 

過去に原子力発電所の事故事例

 

主な原子力事故としては以下があります:

  • チェルノブイリ事故(1986年)
  • 福島第一原発事故(2011年)

チェルノブイリ事故は、1986年にロシア(現在のウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所で起きた原子力事故です。

 

原子炉4号機において、冷却システム障害が原因となり、炉心の燃焼や炉壊しなどが発生しました。

 

この事故は大量の放射性物質が放出され、周辺地域だけでなく、数多くの国にまで影響を及ぼしました。

 

この事故は原子力事故の中で当時最大規模であり、多くの人々が放射能の影響を受けました。

 

現在でも、この事故は原子力事故の最悪の例とされています。

ただ、現在は生態系が戻りつつあるとも言われています。

 

出典:YouTube

 

福島第一原発事故は、2011年に日本の東京電力福島第一原子力発電所で起きた原子力事故です。

地震と津波によって引き起こされたこの事故は、原子力発電所において大規模な放射性物質の放出や火災などが発生しました。

 

この事故は、原子力事故の中で最大規模であり、多くの人々に影響を与えました。

現在でも、この事故から得られた教訓は原子力安全に関連する多くの分野で重要な意味を持つとされています。

 

もう、東日本大震災から13年が経過しました。

 

現在は、建物内は通常の作業服で歩けるぐらいまで、放射能濃度は下がってきているようです。

 

しかしながら、廃炉までの道のりは遠く原子炉建屋の中の状況はまだわからない状況のようです。

 

あれだけ大きな事故だったのでまだまだ時間がかかるのは仕方がないことなのかもしれません。

参照情報元:資源エネルギー庁HP

 

核融合とは?

 

出典:YouTube

 

原子力は、原子核内にあるエネルギーを利用して、発電や加熱などの目的で利用する技術を指します。

 

原子核内には核分裂や核融合などによって大量のエネルギーが含まれています。

 

このエネルギーを利用することで、電力や加熱エネルギーなどを生産することができますが、同時に放射性物質の放出や核の不拡散などのリスクも伴います。

 

原子核反応とは、原子核を組み替えることによって発生する物理的な現象を指します。

原子核反応は主に核分裂や核融合という2つの種類に分類されます。

 

核分裂は、大きな原子核を小さな原子核に分裂させることでエネルギーを生み出すことができます。

 

核融合は、小さな原子核を大きな原子核に合体させることでエネルギーを生み出すことができます。

 

原子核反応は、原子力発電や核兵器など多くの重要な用途に利用されていますが、同時に核の危険性や放射能の放出などのリスクも伴います。

 

放射能のリスクは、放射性物質が人体や環境に曝露することによって引き起こされる健康上のリスクを指します。

放射性物質は、放射線を放出することがあります。

この放射線は、人体や環境に影響を及ぼすことがあります。

放射性物質によって引き起こされるリスクには、発がん、生殖障害、などが含まれます。

参考情報:中部電力HP

 

また、長期的な曝露によっては環境汚染や食物連鎖の汚染なども引き起こされることがあります。

放射能のリスクは、放射性物質の濃度や曝露時間などによって異なりますので、適切な対策が必要です。

 

原子力発電はCO2を排出する??

結論からお伝えすると原子力発電自体はCO2を排出しません。

 

ただ、原子力発電所の建設や配備、原料の採掘・輸送などの一連の過程においてCO2が発生することがあります。

 

これはEV自動車と似た問題かもしれませんね。

生産するためにどの程度のCO2を排出しているのか?

 

ということですが、これはどの程度の発電施設を建造するかによっても変わってきます。

ただ、火力発電のように発電する時にCO2は出ないので、火力発電よりはカーボンニュートラルに即した発電になります。

 

各国の原子力発電の状況

出典:日本原子力文化財団

アメリカ19.4%

日本3.8%

こちらの情報は東日本大震災の前の情報になりますが、それでも

世界から見ると日本の原子力の発電は意外と低いレベルですね。

 

2014年頃には原子力発電はゼロになったようですが、最近は原発再稼働とニュースで上がるように、エリアによっては使用しています。

そして、恐らく驚かれるのがフランスの70%を超える原子力発電の割合ではないでしょうか?

 

情報参考元:環境エネルギー政策研究所

まとめ

今回は、原子力発電と原子力発電はCO2を排出するのかについて紹介しました。

 

世界から見ても日本の原子力発電の割合は低かったのですが、やはり日本には『地震』があるので、稼働するとなると他国と比べてもかなりリスクが高くなりますね。

 

国民としても不安を感じるのは当然だと思います。

では、現在のようにエネルギーが高騰してしまったら日本はどうするべきなのかを、国民全体で考えないといけないのだと思います。

 

そう、どうすれば電力の消費を減らすことができるのか?

限られた資源を無駄なく使用する、まさに『プリウス』と同じように国内の電力の無駄を無くしていく手段が大切だと思います。

 

 

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