92歳でエクセルの達人!? 机に向かう時のルールとは何?
世界最高齢の総務部員である玉置泰子さんが話題になっています。
彼女は92歳にしてエクセルやパワポを使いこなしており、ミスのない高速処理ができるとのこと。
複数の業務を同時に抱えている玉置さんですが、一体どうして速さと正確さを保って高クオリティの仕事が続けられるのでしょうか。
こちらの記事では「エクセルの達人」である玉置泰子さんが紹介している仕事術について詳しく紹介していきます。
■定年はない
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玉置泰子さんは、大阪のネジ専門商社に勤務しています。2021年2月の時点で「世界最高齢総務部長」としてギネス世界記録に認定されました。
この時点で玉置さんは90歳、勤続64年です。
玉置さん曰く「今日頑張れば、明日も頑張れる」という精神で人生を送ってきたとのこと。
かつてはそろばんやタイプライターを駆使して業務を行なっていましたが、パソコンへ切り替えたそうです。
玉置さん曰く「私に定年はない。働ける限りはいつまでも頑張る」と生涯現役を誓っており、彼女のエネルギーの強さがわかります。
■フルタイム勤務はやりがいがある
玉置さんは「働くことに喜びを感じている」とのこと。仕事は工夫次第でどんどん楽しくなるため、我を忘れて没頭してしまうこともあるんだとか。
玉置さんの役割は、サンコーインダストリーで総務部長付け課長を務めています。さまざまな業務を並行して行なっており、平日午前9時から午後5時半までのフルタイム勤務です。
■玉置さんの1日の流れ
玉置さんはバスや電車で通勤しているようです。
コロナウィルスの影響でテレワークへ移行した人が多くなっても、ご自身は会社へ出勤する方が性に合っているとのこと。
出社したらすぐにメールやファックスをチェックし、給与を計算したり会議の議事録を作成したりなどの仕事をこなします。
社内で急速にIT化が進んだ約20年前、玉置さんは70歳近い年齢でした。それまではそろばんや帳簿を使って仕事をこなしていましたが、ワクワクしながらパソコンを会得したといいます。
今ではエクセルの達人になっているというのだからすごいことです。
ギネス認定を知らされた玉置さんの胸には「積小為大」の言葉が浮かんだとのこと。
積小為大とは、小さいことが積み重なって大きなことになるという意味です。
1日ずつ大切に積み重ね、会社と共に成長してきた玉置さんは、会社のみんなが自分の家族であると話します。
■高速で仕事をこなすコツとは
ここからは玉置さんが実践しているという、高速で仕事をこなすコツを紹介します。
- 締め切りをチェックする
どんな仕事にも締め切りがあります。スピード感を持って仕事に取り組まないと満足にこなせず、もしも遅れてしまった場合は迷惑をかけることになるでしょう。
仕事を依頼されたら、必ず締め切りを確かめる癖をつけ、そこから逆算してスケジュール管理を行いましょう。
締め切りは何よりも優先しなくてはならない事項です。
- 業務日誌をつける
仕事のほとんどはルーティンワークです。ルーティンワークを繰り返していると「この仕事にはこのくらいの時間がかかる」ということが大体わかるようになります。
すると全体の仕事にかかる時間も簡単に計算でき、スケジュール予測がしやすくなるのです。
スケジュールの予測をしやすくするため、必ず業務日誌を付けるようにしましょう。
- ミスを起こさないために
締め切りと業務にかかる時間から、カレンダーや進行帳に書き留めて予定を把握します。
パソコンやスマホのスケジュールアプリでチーム共有を行うとスムーズです。
ここで気をつけたいのは、常に前倒しを心がけること。自分を過信して納期ギリギリの仕事をしようとするとミスにつながるし、納期に間に合わない場合もあります。
- 仕事に優先順位をつける
いつも複数の仕事を抱えているため、常に優先順位に気をつけるようにします。
いくつも仕事を抱えていると、どれから手をつけて良いのかわからない状態になりがちです。
「仕事の重要度」「期限の切迫度」の2つに注目し、「TODOリスト」を作るようにしましょう。
・ミスをしない巧速仕事
「巧遅は拙速に如(し)かず」(いくら上手でも遅いよりは、下手でも速いほうがいい)という言葉がありますが、玉置さんは巧遅も拙速もどちらも良くないことであると考えています。
両方のいいとこどりで「巧速」の仕事を目指すことが重要です。
■健康の秘訣はヨガ
92歳になっても元気で働き続けている玉置さん。健康の秘訣は「ヨガ」といいます。
ヨガは50年間ずっと続けているとのことで、毎朝5時半に起床し30分ほど鍛錬するとのこと。そのほか短歌や俳句なども好きで心の癒しにしているようです。
■最後に
以上、エクセルの達人である玉置さんについて紹介しました。92歳でも現役で課長として務めているとのこと。
玉置さんの仕事術には、参考にしたい部分がたくさんあるのではないでしょうか。