「TwitterやInstagram、LINEなどのSNS関係が気になって作業に集中できない」
「寝る前についついスマホに熱中してしまい、寝不足になっている」
上記のような悩みを持っている人はいませんか?
そんな人は是非とも、デジタルデトックスを試してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事では、イギリスで行われた最新の実験を参考に、ソーシャルメディアから一定期間距離をおいてみることの利点について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
■SNSを1週間禁止するとどうなる?
イギリスのバース大学の研究にて、以下のような実験が行われました。
・18〜72歳までの154人を、2つのグループに分ける
・一時的に1つのグループはソーシャルメディアの閲覧を禁止し、もう1つのグループは通常通り過ごす
その結果、ソーシャルメディアを禁止されていた方のグループは、ウォーリックエジンバラ精神的幸福スケールが平均46から55.93に上昇する結果となりました。
同時に不安症やうつのレベルも下がったということで、SNSを控えると幸福度が上がったという結果になりました。
もちろんSNSは便利なものですし、生活に欠かせないと思っている人も多いでしょう。
特にコロナ禍の後は、直接会うことなく交流できるSNSツールはありがたい存在です。
良い部分もたくさんあるSNSですが、依存性が高いという側面もあります。
毎日何時間もSNSをみてしまい、人からの反応や人の動きが気になっている人も多いのではないでしょうか。
今の自分の生活にSNSがネガティブな影響を与えていると感じている人は、見ない時間を作るなど使用頻度を落としてみるのも良いでしょう。
「スマホを見ない時間を作りたい!」と考えている人におすすめなのは「デジタルデトックス」です。
■デジタルデトックスをしよう!
デジタルデトックスとは、意識してスマートフォンやパソコンの前から離れ、触らない時間を意図的に作り出すことを指します。
私たち人間は、暇が嫌いな生き物です。暇さえあればついついスマホを触ってしまう人も多いのではないでしょうか。
「お風呂に入る前にちょっとTwitterを見よう」
「寝る前にインスタをチェックしよう」
など、ことあるごとにスマホを触り、次の作業に取りかかれない…という悩みを抱えている人は意外と多いものです。
よくないことはわかっていてもやめられないのは、スマホに依存性があるから。
「日常生活よりも、インターネットの繋がりの方に気を取られている」
「フォロワーの動向が常に気になる」
なんて人もいるのではないでしょうか。
スマホ依存は日常生活が疎かになるだけではなく、長時間画面を見ることにより首や肩、目の疲れが溜まるなどさまざまな弊害を生みます。
またスマホ依存の人にありがちなのが、「特に興味があるわけではないのに、SNSやYouTubeをダラダラ見てしまう」というもの。
これは脳の仕組みが関係しています。
私たち人間は、
「新しいことを知りたい!」
と思うと、ドーパミンが分泌される仕組みになっています。Twitterやインスタなどを見ていると、常に新しい情報が目に飛び込んできますよね。
バズっている面白ツイート、誰かの不祥事や炎上、気になるニュースなどなど……、探求した先に新しい発見があったら、快楽物質のオピオイドが分泌されます。
ドーパミンが分泌され、オピノイドが分泌され……この繰り返しにより、だんだんとスマホ依存が進行していくのです。
このような負のループを抜け出すために、デジタルデトックスは有効です。
意識的にスマホを触らない時間を作り、現実世界や自然とのつながりに目を向けてみることが重要です。
もちろん、この場合であっても「全くスマホを触ってはいけない」ということはありません。
「布団にスマホを持ち込むのはやめよう」「移動中はスマホをしまって本を読もう」など些細なことから始めてみるのもおすすめです。
・デジタルデトックスの効果とは?
デジタルデトックスの効果は、取り組み方やその人により異なってきます。
あげられる例としては、
- 「SNS疲れをしなくなった」
- 「睡眠の質が良くなった」
- 「気持ちがすっきりして、落ち込むことが減った」
- 「五感が冴えるようになった」
などさまざまあります。
これまで毎日欠かさずスマホを触っていた人が、いきなりデジタルデトックスを行うとなると難しい場合もあります。
そのためまずは1日数分から数時間スマホ断ちを行い、慣れてきたら徐々に触らない時間を増やしていくというのも1つの手段です。
■最後に
以上、デジタルデトックスやSNS断ちについて紹介いたしました。いかがだったでしょうか。
一般的に、人が新しい習慣を身につけるためには21日間の期間が必要だと言われています。
しかし「21日間まったくスマホを触らない」という縛りはほとんどの人が不可能でしょう。
無理なく続けるためにも、短い時間からデジタルデトックスを試してみるのはいかがでしょうか。
以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。