今回は、清掃ロボットとエレベーターとの関係についてお伝えしていきます。
最近では、多くの建物に清掃ロボットが導入され始めました。
ただ、清掃ロボットも導入して、置いておけば自動であちこちを掃除してくれる‥
流石に、今の科学技術ではそこまでの高性能のロボットを作ることはまだ難しいです。
近未来的には、ロボットがボタン一つで、オフィスビルや商業施設など、あちこちを走り回りエレベーターも乗って動く、そんな未来も来ると思います。
このエレベーターにロボットが乗るということが意外と難しいことが、皆さんんはご存知でしたでしょうか?
私たち人間が当たり前のように行なっている動作をロボットが真似をするには実は非常に難しいところがあります。
そんな、ロボットとエレベーターの関係について今回は紹介いたします。
現在の清掃ロボット
現在、多くの国内外のメーカーが業務用のロボット掃除機を開発しています。
やはり国産だと有名なのがこちら
画像出典元:Panasonic社ホームページ
海外製だとこちら
画像出典元:天時情報システムホームページ
他にも多くのロボットが世界中で開発されています。
よく、どこのロボットが一番いいのか?
という質問を耳にするのですが、何をもって一番いいロボットというのかということになります。
- 稼働時間の長さ
- 金額(費用対効果)
- アフターフォロー(ロボットのトラブル対応)
- センサーの感度
- どの場で反転できる
など、ロボットの種類によってそれぞれの特徴が違います。
なので、導入する施設に対してどのロボットが一番効果的に運用できるかが一番大切になってきます。
現在のロボットはエレベーターに乗れない?
厳密に言えば、API連携をすることにより、エレベーターに清掃ボットや配送ロボットが乗ることは可能です。
しかし、エレベーターの周りに人が多くいた場合やエレベーターの利用者数が多かった場合などはどうでしょう?
人が降りてからロボットが乗るとした場合。
- ロボットがエレベーターからどのくらい離れておく必要があるのか?
- どのタイミングで降りる人が終わったとロボットが理解できるのか?
- 他に乗る人がいた場合、ロボットが先なのか?人が先なのか?
- 乗ろうとした時に、施設利用者に当たらずに乗ることは可能なのか?
このような課題が、山のように出てきます。
私たち人間であれば、感覚的に判断して当たり前のようにエレベーターを利用していますが、現在のロボットはこの人間の感覚を用いた動きをすることは難しいです。
(もしかしたら、人の考えがわかるAIロボットがすでにあるかもしれませんが。あったとしても高額すぎて導入しても費用対効果を出すことは難しいと考えられます。)
結果、現在ロボットが簡単にエレベーターに乗るのは難しい状況です。
清掃ロボットにエレベーターは重要ではない?
確かに、エレベーターで各フロアを適切に清掃してくれればベストですが、必ずしも絶対必要なわけではありません。
現在の清掃ロボットでも、時間や清掃範囲を決めれば、きちんと掃除してくれます。
しかも、人が歩いていたら止まる、ものがあれば避けることもやってくれます。
(リアルに見た時は感動しました)
また、清掃ロボットも価格が出た当初よりもリーズナブルなものが出たこともあり、施設によってはフロアごとに導入されているところもあります。
ただ導入すれば簡単に運用できるわけではない清掃ロボット
今までお伝えした内容だと、ワンフロアなら簡単に清掃を任せることができる。
と感じてしまいますが。
建物の管理運用は、ビルメンテナンス会社が行なっており、そこで働く人たちの雇用を守っています。
そのため、いきなりロボットを導入したから人員削減とは簡単にはできないでしょう。
また、施設によってはロボットに適さない什器が置かれていることもあるため、人員の見直し、施設見直しはロボット導入には必要不可欠です。
そんなロボット導入のサポートをしているのが、ビルポです。
私たちは多くのロボット導入実績があり、施設ごとに最適なロボットの運用をサポートしています。
2025年問題の人材不足のためにも建物DXは必ず必要となります。
今までのFM業務を新たな建物管理であるデジタルFMによって、ビルオーナー様、ビルメンテナンス会社様の課題解決を全力でお手伝いします。
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