奈良・大阪・京都南部を中心に店舗やマンションなどの清掃からハウスクリーニングまでを手掛けるおそうじの三栄舎代表「江藤旬子」さん。ご主人がはじめた清掃のお仕事を手伝うカタチではじめたこの仕事も、今は約22年❗「私はそうじやです!」と元気いっぱいな江藤さんが、地域の皆さんに愛され続ける魅力を知るべく、ビルジョが会いにいってきました😊🎵




このお仕事をはじめたきっかけは
江藤さんは清掃業で働いていたご主人の独立をきっかけに、この業界に入りました。当時は、お子さんが4歳、2歳、1歳とまだまだ手がかかる歳でした。最初は一緒に働く気はまったくなく、事務的な作業を手伝っているうちに、現場にもでるようになりました。技術的な部分は、ご主人に教えてもらい少しずつ覚えていったそうです✨

独立してからは、ご主人は新しい仕事を獲得するのに必死で、家事や育児を手伝ってくれる時間はほとんどなかったぐらい忙しかったそうです。ただ、忙しさは江藤さんも同じ。仕事から帰っても、仕事道具を洗ったり片づけたり、事務仕事をしたり、それでも家事や育児は待ってくれません💦いっぱいいっぱいになってしまった時期もあったそうです。毎日ヘロヘロで、これでは自分がつぶれてしまうと思い、ご主人に今の現状を正直に伝えました。ご主人も江藤さんの話を受け入れてくれ、少しずつ家事や育児も協力してくれるようになったそうです🤝✨
お子さんを保育園に預けたり、ご実家のご両親に助けてもらったりとなんとか仕事と家庭を両立させていきました。お子さんも、幼い時からお父さんお母さんの忙しい仕事ぶりをみていたので、家事を自分たちでおこなうようになり、材料だけ買っておけば自分たちでご飯の用意もするようになりました。早い段階から家事などを覚えさせて、お子さんにも積極的に家事をしてもらうようにしたそうです🎵

引継いだ事業を一からリスタート
約10年前、ご主人が別の仕事をはじめたため事業を引継ぎ、江藤さんが代表となって今の「三栄舎」をリスタートさせました💨引き継いだといっても、業務の内容も変わったためお客様も一から獲得しなければなりませんでした。新規のお客様を獲得するために、チラシをつくってひたすらポスティングをしたそうです。その当時、掃除会社が家庭にポスティングをすることは珍しかったようです。その数は年間約3万枚。時には、お子さんたちにも手伝ってもらい、家族総出でおこなっていたことも。その甲斐もあり、お客様も徐々に増えていきました✨
ご主人と一緒の時は、ご主人のサポート的な業務を行っていました。友人からエアコン清掃の依頼がはいった時、急にご主人から「ひとりでいってこい」と言われたそうです。「無理だ、できない」と思いましたが、「今までみてきたことをゆっくりでいいからやってこい」との言葉もあり、ひとりで現場にむかったそうです。ご主人と一緒だと何かあっても助けてもらえるという安心感がありましたが、ひとりで現場へいくとなると不安しかなかったそうです😔💦

ただ、ご主人がいうように「ゆっくり」と手順を考え業務を行っていくうちに、少しずつ自信がついてきました。今でも、はじめて作業するエアコン機種など、不安に思うこともありますが、そんな時はひとつずつエアコンの構造を写真でとりながら、「ゆっくり」段取りを考えていくそうです。段取りがわかれば、スムーズに作業が進むそうです💡

ハウスクリーニングの依頼の場合、家庭にお風呂やシンクはほとんど1台だけですが、エアコンは複数台あることも多く、まとめて依頼をうけることもあります。今では、1日に4~5台のエアコン清掃をこなす日もあるほど、人気のメニューになっているそうです😳✨

ご主人のサポートからはじめた仕事でしたが、今では、ひとりでもオールマイティーに業務をこなせるようになりました。あの時の「やらなあかん」という想いがあったから、ここまで続けてこられたと思うそうです😌
時代にあわせたPR作戦
江藤さんは、チラシ配りのほかに、ブログやSNSでの情報発信を行っています📱💭SNSをはじめたきっかけは、お知り合いが「整理収納」の様子をSNSにあげていたのをみて、自分もやってみようとはじめたそうです。以前は、「そうじや」としてアピールするのが苦手だったそうですが、だんだんと同業の女性クリーナーが増え、SNSで見かけるようになり、自分自身ももっとPRをしていこうと思うようになりました。現場での写真は、実はお客様に撮影してもらっていることも。写真を撮ってSNSにアップさせてほしいとお願いをすると皆さん快く引き受けてくれ、「もっとこういう風に撮る?」と提案もしてくれるそうです😄

お客様に「江藤さんにきてほしい」と思ってもらえることが、一番の励みになるそうです。
三栄舎では、95%が女性のお客様だといいます。何より、リピートしてくださるお客様が多く、長い方ですと10年のお付き合いになります😳🤝


江藤さんからも、お礼の絵葉書をおくったり、元気でいらっしゃるかお電話をしたりと、お客様への心配りをかかさないそうです🥰

SNSに投稿するのは、仕事のことだけではありません。自分という人がどういう人なのかを知ってもらうためにも、「自分」をPRしています。また、商品の展示会や同業の方との交流会にも積極的に参加するようになりました。新しい知識も取り入れ、多くの方の話を聞き、日々勉強を重ねているようです。当時は、近くに相談できる人がいなかったですが、今では、SNSなどを通して同業種の方とも交流ができるようになり、いい刺激にもなっているようです🎵

最近では、地域の法人会などにもでむき、他業種の方とも交流を深めて、仕事を通じて学んだことを活かし、新しいことにもチャレンジしています✊🏻❗

最後に
辛かったこと、苦しかったお話しも赤裸々にお話しいただきました。時には、失敗もあり「怖い」と思ったときもあったそうです。それでも、失敗も糧に次へと進めてきたのは、「やらなあかん」というあの時の想いが続いているのだと強く感じました。自分で仕事を獲得し、自分で現場に行く。はじめはご主人のサポート役だった江藤さんが、今では「自分自身」がサービスであり「売り」であるとお話しいただいた姿は、力強くかっこよかったです🙌🏻✨
また、清掃の仕事だけに留まらず新しいチャレンジをしている江藤さん。今後のご活躍もとても楽しみです。またお話を伺いたいです😊🌈
