とくに冬はせっかく暖かくなった空気を逃さないように効率よく換気を行いたいですね
そこで今回は、お部屋の換気方法について「健康面での効果」「上手なやり方」「新型コロナウィルス感染症対策」の3つに分けて紹介しますもちろん他の季節にも応用できますよ
換気方法のポイント1:健康面での効果
換気を健康面から考えたときの効果は、室内のウィルスや細菌を外に出し、きれいな空気に入れ替えられることにありますインフルエンザや新型コロナウィルス感染症は自覚症状がなくても感染しているかもしれません
こうした場合にその人が口を覆わない状態で咳やくしゃみをすると、病原体を含んだ飛沫などが室内に拡散します
ウィルスは空気中では増殖せず、漂っている時間も極端に長くはないと考えられますが、それでも密閉された空間で長時間過ごすよりは換気をしたほうがより安心です
換気が健康にあたえる効果としては他に、アレルギーの原因となるハウスダストや不快な匂いを追い出すこと、酸欠による一酸化炭素中毒を予防することなどが挙げられます「換気は健康維持に効果的」と覚えておくと良いでしょう
換気方法のポイント2:上手なやり方
上手な換気方法をコンパクトにまとめました。自宅だけでなくオフィスなどでも同様です
- 2時間に1回を目安に5~10分の換気をする。面倒でなければもっと頻繁に換気しても大丈夫です
- 窓は対面の2か所を開け空気の通り道を作る。風上の窓を5~20㎝、反対の窓を大きく開けると勢いよく空気が入り込んで効率よく換気ができます
窓が1つしかない場合はドアを開けると良いでしょう
- カビを抑制するなど湿気対策として換気を行うときは、除湿機の活用に加えて外の湿度が低い12~16時を中心にしてみてください
朝の結露が気になる場合は、就寝前に5分ほど窓を全開にして湿気を外に追い出す方法が有効です。このとき寒さに注意し、雨の日は行わないなどの工夫もお忘れなく
換気方法のポイント3:新型コロナウィルス感染症などへの対策
インフルエンザや新型コロナウィルス感染症などへの対策として換気をする場合でも、ポイント自体は前項と変わりません冬場にもっと綿密に換気をしたい方は、時期を考慮して温度と湿度(※1)に気配りしてみましょう。厚生労働省が公表している目安は室温18℃以上、湿度40%以上です(※2)
この室温は身体の免疫機能をきちんと働かせるための下限と考えられますが、高いほど良いということではありません高温になり乾燥が進むとウィルスの水分が蒸発して空気中に漂う時間が長びく原因になるので注意してください
また、とくに冬は部屋と体をしっかりと温めてから換気をすると寒気を抑えることができます。換気機能付きのエアコンを使うのも良い対策です
※1:相対湿度。空気中に含まれている水蒸気の割合を%で表したもので天気予報などに用いられています。
※2:厚生労働省 冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15102.html
最後に
つい面倒になってしまいがちな換気ですが、適切に行えばインフルエンザや新型コロナウィルス感染症のリスクを少なくすることができます上手な換気で健康維持を心がけましょう

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